その後の映画『靖国』上映中止

春キャベツのおいしい季節になりましたね。新年度がはじまりました。
さて、映画『靖国』の相次ぐ上映中止で予定されていた日中韓同時上映はほとんど絶望ということになるのでしょうか。日本のせいで。
Yahoo!ニュースで続報を探してみると、渡海紀三朗文部科学相町村信孝官房長官が「嫌がらせや圧力によって表現の自由が脅かされることはあってはならない」という主旨の発言をしたそうです。
稲田朋美議員も「あくまでも日本の税金を使った助成金の使い方を問うものであり、映画の公開を問題視するものではないことを強調したい」言っています。
「映画『靖国』の試写は事前検閲ではない」稲田朋美議員の訴え - JANJAN
この展開も、プリンスホテルの時と似てる。あのときも鳩山邦夫法務大臣舛添要一厚生労働大臣が、法を無視した行いをするのはよくないとプリンスホテルを非難していたよね。
今回は上映を中止した映画館を責めるという形にはならず、表現の自由が尊重されないのはよくないといってるだけなんですが、かといって圧力かけたり嫌がらせしたのが誰かははっきりしていないので、結局最後は映画館の自己選択、自己決定、自己責任による、と。
暗黒社会への前兆か・「靖国」上映中止 '08.04.01 - としより・気の向くままに
上のブログを読んで思ったのですが、新聞は誰がどのような圧力をかけたのかをもっと具体的に伝えてくれないでしょうか。圧力や嫌がらせの輪郭がつかめないと余計不安が膨らむことになるんじゃないかな。このままだと、暗鬼が来たりて規制科す、になっていくんじゃない?
なにか鬱な新年度になっちゃったですね。