自民党よりタコ

しばらくは、テレビのニュースや新聞は、自民党総裁選がずーっとトップに来るんだろうな。
本日の四国新聞一面トップは第一面に自民党。だけど、紙面の中央には過去に例のないタコ大漁のニュースがカラー写真入りで載ってました。
タコ大漁、港に活気/香川県内漁協 - 四国新聞社
自民党員ではない私などは、総裁選よりタコのほうが気になるね。おいしいタコが食べられるのはラッキーなことだけれど、「県内全域で爆発的に漁獲量が増えている。夏場はタコ漁のシーズンだが、これほど大漁なのは例がない」ということで、なんでそうなったんだろうという素朴な疑問も。そういえば、瀬戸内海では普通は獲れないサンマが釣れまくった時期もあって、そのときのサンマは脂がのってなくて食べてもあまりおいしくはなかったそうだが、釣り人はよろこんでたことがあった。まあ、人間にわかってることなんて高が知れていて、わからないから不安だなんていうのがおこがましいのかもしれない。
とにかく香川県内漁協にとっては、2008年はタコの年、ということになりそうだ。
午前中美容院に行った。髪を切ってもらいながら読んでいた女性週刊誌で目についた記事がふたつ。まず、これは8月に出た号に載っていた記事になるのだけど、占い師が「福田首相は9月に辞めるだろう」と語っていた。その占い師によると、福田さんにとっては今年が45年に一度の清算期にあたるため、そうするのが自然なのだと。そして年内には解散総選挙になるでしょう、とのこと。
次は、別の号で霊能者が自らの生い立ちや最近の活動について語っていたのだが、最後に時事的な話題にも触れ、「次は民主党が政権をとるでしょうね」ということを言っていた。
どちらも占い師や霊能者の語りであって、当たってなくてもどういうこともない、そういうおはなしではある。
でも、気になるのは、特に霊能者のインタビューで感じたのだが、「次は民主党云々」というのが、聞き手の記者との間でごく普通の世間話のようなノリで交わされていたことだ。注目すべき予言として取り上げられたのは別の事である。それにくらべると「次は民主党云々」という発言は、さしておどろくような話でもないという流され方になっていた。
ここでは既に占い師や霊能者を信じるのかという次元ではなく、その女性週刊誌的感覚として、「次は民主党」とまでいうと決めつけすぎになるかもしれないが、とにかく「もう自民党は終わりだ」という見方が世間の大勢になってるんでしょというのが伝わってきた。
自民党総裁選は、テレビのニュースでも大きく取り上げられてはいるものの、コメントを求められる識者は醒めた見方をし、自民党がどうメディアを利用しようとしているかを淡々と説明したりしている。小泉ブーム以来、マスメディアを巻き込んで自分らに有利な空気を作り出してしまおうというのが自民党にはあるのかもしれないが、今回それは成功しないのではないだろうか。
小泉は「自民党をぶっ壊す!」と吠えて人気者になったわけだし、小泉好きだった人たちはもともと自民党のこと好きじゃない人なのかもしれないんだよね。それに、自民党はどう考えているのか知らないが、小泉ブームを「メディア政治」のせいだけで片づけるのはおかしい、という意見もある。
若者や女性は「メディア政治に踊らされている」のか - 私にも話させて
仮に、またマスメディアを利用しようとしているにしても、上で見た女性週刊誌だけでなく、一般週刊誌やテレビも、このところ「自民党はもう終わり」という色調が濃くなっているし、自民党としてはこの状態でマスメディアに取り上げられる機会が増えるのはむしろ不利になる恐れすらあるのではないだろうか。まあそうであればなにか不都合があったらメディアのせいにできるから、悪いことばかりでもないのかな。「マスメディアに流される国民がアホ」というのは、万能たれみたいに使い回しがきくからね。
とにかく身近な人と話してても、今回の自民党総裁選に対してはみんな白けてるなというかんじしかしないです。これでもまだ自民党は街頭演説やるのだろうかとふしぎです。
総裁選よりタコが気になる週末なのでした。

追記

本日の四国新聞では第一面の左上が自民党でした。左上はトップではないですよね? 上の記事、訂正しました。
トップは右上ですよね。ということは、トップは三笠フーズでした。
社長自ら汚染米転売、偽装を指示/経営厳しく、利ざや目的 - 四国新聞社