テレ朝は竹中平蔵マンセー

夕方のニュースに出てたよ。しゃべることは相変わらずだが、人相悪化進行。ほんま、顔が汚なくなった。荒んどるのう。
テレ朝は朝日新聞と同系列、そのせいか報道でも、郵政に関しては小泉流民営化マンセー路線の物言いしかしない。
朝日新聞については、伊東光晴が批判していた。

伊東光晴『「経済政策」はこれでよいか』(岩波書店 1999年)は「この小著を通じて私が強く言いたいのは、事実についての追求努力なしに、既存理論やイデオロギーで政策を論じようとする「原理主義」的理論家の政策発言に対する疑問である。」というはしがきではじまるのだが、1998〜1999年頃には既に、マスコミで喧伝される経済政策は伊東氏から見るとずいぶんと偏り現実性を欠いたものばかりになっていたようだ。

今日、日本のマスコミは、とくに私は『朝日新聞』の経済の編集委員たちがこの頃ひどいと思っているが、かれらはナイトやバイナーが理想としたイギリスの伝統的自由主義に反対するフリードマン的な考え方に立っている。もちろんこれに反対する考えの人も社内にいる。しかし、グローバル経済、市場という世界の一つのルール、財政と金融の分離というフリードマンマネタリズム以外は認めない。社内のこの風潮は、戦争中の鬼畜米英という時と同じだという人もいる。

(引用元:伊東光晴「時流に追随する人たちへ」『「経済政策」はこれでよいか』岩波書店 1999年)

この「市場という世界の一つのルール」というのがすでに虚妄でしかないそうだが。

ミサイルとアリコと - 一人でお茶を

また、講談社MOOK『ノンフィクションと教養』所収の辰濃哲郎「かくして朝日新聞の牙は抜かれた」も必読。このムック、佐藤優責任編集というだけで食わず嫌いの人がいるかもしれないな。

現代プレミア ノンフィクションと教養(講談社MOOK)

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