岩波『世界』で「東北ショック・ドクトリン」

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もうすぐ新年号が出ますが、『世界』2013年12月号から新連載が始まっています。
古川美穂「東北ショック・ドクトリン
第一回は“被災地の最先端ゲノム研究”

「もとから過疎の後進地。復旧しても右肩下がりの過疎地に戻るだけ」――被災地の当事者よりも、主に「復興」の周辺にいる人々の口から、幾度となく同じようなセリフを聞いてきた。これに続く言葉や態度としては、だいたいふたつのパターンがある。ひとつは先の官僚のように、「復興は不要」と切り捨てること。そしてもうひとつが「創造的復興を目指す」というものだ。
(引用元:古川美穂「東北ショック・ドクトリン」第一回“被災地の最先端ゲノム研究” 岩波『世界』2013年12月号)

この「創造的復興」のひとつとして今年スタートした「東北メディカル・メガバンク構想」。その実情は、医師不足で悩む被災地の苦境につけこむ形で、倫理的に問題の多い遺伝子研究が地元の人たちによく説明されないまま行われようとしているのだった。……
『世界』12月号からの新連載ルポ、ぜひ読んでみてください。