GODZILLA ゴジラ

2014年、異変をきっかけに再びゴジラが目覚める。
1999年、フィリピンの炭鉱崩落現場にやってきた研究者が巨大な生物の化石と繭のようなものを発見する。日本では、原発に勤務する技術者が異変に気づき調査を始めていたが、異常振動により原発は崩落、周辺一帯は立ち入り禁止区域となる。
2014年、1999年の原発事故の謎を追い続けていたブロディは、立ち入り禁止区域に侵入、そこである研究が行われているのを知る。やがて、未知の巨大生物が暴走を始めた。……
ストーリー、造形、音楽まで、第一作の魂を引き継いで見事に21世紀にゴジラが再生しました。すばらしい、のひとことです。現実の出来事を反映させながら人間模様が描かれ、その上で、見せ場は怪獣同士の決戦となる。スペクタクルですよ、うつくしい! ゴジラの敵役となるムートーには、これまでアメリカのSF映画でよく見られた怪物の亡霊が宿っているように見えました。
オープニングがドキュメンタリータッチでよいのですね。出だしの快調さが最後まで持続し、だれることなく一気に見られました。
おはなしは親子連れも楽しめるものになっています。このあたりも夏休みに公開される怪獣映画としては正統派ですよね。私が見たのは字幕版だったせいか客席は大人ばかりでしたが、もちろん大人も楽しめますよ。未見の方、ぜひご覧になってください!
(怪獣映画苦手な方はべつですが……)