炎上中のスティル|アライヴ

スティル|アライヴ 2007年12月22日 - 2008年2月20日 東京都写真美術館http://www.gaden.jp/info/2007/071221/1221.htm
上の記事で大橋仁が展示された自分の写真の前で語ったことが読めるのだけれども、この記事から推察するに、彼が「この大きく引き伸ばした写真は撮影禁止の場所なんですよ。この子達はタイの売春婦で顔を出したくないんです。ばかでかく撮影禁止と書かれている場所で撮影したわけですから、かなり危険で、続けていると死ぬよという話なんです。」と紹介している写真は、タイの風俗店で風俗嬢が並んでいるのがガラス越しで見られる場所で撮ったもの、つまり日本でいえば撮影が禁止されている飛田新地で道路から眺められるように女性がいる店の光景を撮ったような、そういう撮影をしたということですね。撮影禁止とわかってるのに写真を撮る客というのは、風俗店でなくても迷惑なだけなのですが、彼にとってはそうするだけの価値はあった写真が撮れたので、大きく引き伸ばして展示した、そういうことですね。
小さい写真ではにっこり笑った女性の顔がいくつか見られますが、これは彼の語るところの「一般の女の子」の写真なのでしょうね。
ツイッターでこの話題が炎上中で、読んでいるとなんというか、人によっては上の記事で彼が語っているのとはちがった情景を思い描いて憤慨していそうなツイートもいくつか見ました。
もちろん、これは上の記事と関連ツイッターをいくつか見て回った私の感想です。
もし大橋仁が、自分のことが誤解されていると思っているのなら、ぜひ当人が誤解をとくための説明をしていただきたい。
東京都写真美術館は、大橋仁にそれができるようにしてあげて欲しいです。
このままではカオスでわけがわからない。

追記 2014-12-31

上の記事の当人による解説と、プレスリリースの紹介文にはズレがある。プレスリリースの紹介文を読んだだけで想像を膨らますとより外道な光景が浮かびかねない。
プレスリリース(PDF)http://www.rekibun.or.jp/press/pdf/071129_still.pdf
こういう文句が惹句としてごくあたりまえに通用する現状に自分の人権が脅かされると感じた人が、美術館に抗議をしてくるのでは。