「表現の不自由展・その後」

なんというか、その題名通りの展開になってきてますね……
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今回は、変なファックスが来たせいで、入場者の身の安全を最優先にした、ということでしょう。

美術館問題といえば次の本も読んでもらいたい。内容は、森美術館に抗議したのにまともに対応してもらえなかった側からの記録で、美術館に抗議するっていうのもいろいろあるわけですよ。過去の、抗議で展示中止になった事例も紹介されています。

 

森美術館問題と性暴力表現

森美術館問題と性暴力表現

 

 いま読み返すと、女性の間の格差、エリート女性と、さらに踏みつけられる弱者女性、といったことについて思いを巡らせずにはいられません。エリートでなければ入れない場所もなければならないというのは分かるのですが、傷ついた女性をサポートしている人たちがいることも忘れてはならないと思います。そして、ほんとうに踏みつけられた人は抗議の声すら上げられない、ということも。

普段ずっと意識しているのは無理でも、時にはこういう本を読んで、思い出してください。