グレンダイザー

サウジアラビアなどでグレンダイザー大人気。

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全高33.7mの「グレンダイザー」立像がサウジアラビアにて公開!世界最大の架空キャラクター金属製彫刻としてギネス世界記録に認定

マンガプロダクションズは、サウジアラビアの首都リヤドにて「UFOロボ グレンダイザー」の世界最大立像を公開した。

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山本 アラブ人にはフスハーという正則アラビア語があるんですが、少し昔の人だとこれをクルアーンで覚えるよりも、なんと、まず『グレンダイザー』で覚えているんですよ。永井豪が原作のロボットアニメなんですが、日本だと全然有名じゃないんですけど、フランスとレバノンですっごい人気だった作品なんですよ。

 

上の「トルコと日本のかかわり」では、トルコで『NARUTO―ナルト―』もとても人気があると語られていますが、フランスでも、NARUTOとグレンダイザー大人気だとか。

 

個性豊かな忍者どうしがさまざまな術を駆使して戦いを繰り広げる『NARUTO―ナルト―』の主人公がフランスの切手になり、発売記念式典が2022年10月に行われたのです。同作品はフランスでのこれまでの販売部数が累計2650万部を超えているということです。

(中略)

 実はフランスの切手に日本の漫画の主人公が取り上げられるのはこれが初めてではありません。パリ日本文化会館では去年秋、地球侵略をたくらむ宇宙からの攻撃に対して、主人公が大型ロボットを操縦して戦うアニメ『UFOロボ グレンダイザー』(フランスでのタイトルはGoldrak)の原画やフィギュアなどの展示会を開催しましたが、ちょうど同じ時期、グレンダイザーがやはり切手となり、筆者も発表式に出席しました。

 発表式ではフランスの郵政当局幹部が、いかに子どものころにテレビで見たグレンダイザーに熱狂したかを喜々として語り、筆者などはいささかあっけにとられていました。グレンダイザーはフランスのテレビで放送された日本のアニメの先駆けとも言える作品で、1970年代の末に放映が開始された直後は、派手な戦闘シーンが子どもの人気を集めていたということですが、放送が進むにつれ、単純な「善悪二元論」でない高度なストーリー性が、それまでのフランスのテレビアニメと違って「大人の鑑賞にも堪えうる」として、次第に世代を超えて広く人気が出たということです。

 ここ数年のコロナ禍で家にいる時間が長くなり、日本のアニメに対する需要もより一層高まっているようで、テレビだけでなく、ネット配信でアニメを楽しむことが主流になってきています。筆者が加入しているフランスのネット配信チャンネルも、ドラマの大多数が韓国製なのに対し、日本のコンテンツと言えばほとんどがアニメとなっています。

(引用元:鈴木仁「セーヌ河岸便り no.10 ここまで来た?! 日本漫画・アニメの人気」 NHKテキスト まいにちフランス語 2023年1月号 p.104-p.105)

さらりと韓国ドラマの人気ぶりにも触れていますが、フランスでもNARUTOは人気、か。と言われても、私は題名しか知らなかったりして、で、これから外国語学習する子は日本のアニメを見ておくと、同じ話題で話せる外国人にネット上で会え易くなりそうですね。アラビア語圏にも「ぼく、オタク♪」といってYouTubeに動画上げてる若い子いるものね。

 

パリ日本文化会館は、去年は寅年に因んで、フーテンの寅さん「男はつらいよ」シリーズ全作品を通年上映したそうですが、成功した模様。

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ふたを開けてみると、各作品とも定員280席の半数~8割が埋まり、同館で行われた他映画のシリーズ上映にはなかった盛況ぶり。来館者は仏人客が約6割と日本人客を上回り、担当者は「フランス人に、ここまで受け入れられるとは予想外だった」と話す。
 「登場人物がウイットに富み、魅力的」「幸福も問題もある、日本の一般市民の本物の日常に浸ることができたのは幸せだった」。仏人来館者へのアンケートでは高評価が並ぶ。

よかったね、寅さん!

 

# ところで、「トラック野郎」シリーズは、東映版寅さんだったのだよ。