自主制作CG映画『惑星大怪獣ネガドン』情報

四国新聞2006年1月10日(火曜日)芸能面に詳しい報告が出ていたので、そこから一部引用。記事は(義)による。

CGが何でもできる魔法のつえなら、あの懐かしき怪獣映画だって作れるんじゃないか。それもパソコン一台で。
世界初という全編CG怪獣映画「惑星大怪獣ネガドン」は、こうして生まれた。粟津順監督がこだわったのは、ゴジラガメラやガッパがいた昭和の空気感。アナログな質感をCGで再現するという、逆説的で壮大な試みである。
昭和百年。世界人口は百億人を超え、移住のための火星地球化計画が進んでいた。ある日、地球に墜落した宇宙貨物船の中から怪獣が出現、人類の英知を集めた巨大ロボットとの闘いが始まる。
なぜか日本を襲う不気味な怪獣。ブラウン管テレビに臨時ニュースが流れ、自衛隊機が勇ましく出動。怪獣の殺人光線に対するはロボットの必殺ドリルパンチ。怪獣映画のツボをきっちり押えた展開が心憎い。
そしてロボット出動シーンのかっこよさと戦闘場面の派手な爆発はどうだ。ウィィィン、ガシャン!「発進っ!」。シュドドドド…と、つい口まねしたくなる金属音や爆発音が、元少年の耳に心地よく響く。
昔の映画っぽくポスターに折り目の跡を入れるなど、細かい気配りも万全。もちろん「総天然色」の表記も忘れない。

昭和の着ぐるみロマンを自らの手で現出せしめんとパソコンの前に二年間座り続けた粟津順監督。漢だ。