つきのこぎゃらりぃ おひなまつり展

寒川幹子の切り絵を中心にした、おひなまつりにちなんだ作品展を観に行ってきました。会場は呉服店でもあるので、季節にあった桃の花の模様のりっぱな呉服や雛人形も飾られて、おひなまつりらしい色彩が溢れていました。
絵の世界では、うさぎ、ねこ、いぬ、かめ、きのこと月も、おひなさまに扮していろんな表情を見せてくれています。うさぎびなは種類も多い。予想外にかわいらしかったのが海がめのおひなさまで、二人むつまじく海中を泳ぎながらおしゃべりしている様子がすごく楽しそう。動きがあるからかな。
動きがあるといえば、大きな切り絵では、雛壇がステージの大階段みたいになって、うさぎびながお内裏様からお付きの者までファンキーに飛び跳ねているようなのもありました。色彩もジャズっぽい派手さ、それを黒ががちっとまとめているかんじ。
春らしい淡い明るい色彩は、枝垂桜の散る中で白拍子と、桜の見える野原で一休みしている蛙遍路。近くで見ると、淡い色をつけている紙が和紙なんでしょうか、地に模様が見えるような独特のものでした。
お土産に絵葉書を買って帰りました。おひなまつりらしい可愛らしさと華やかさが味わえた展示会でした。