普段会う人がほとんどインターネットを利用しないような人ばかりなのでなのかもしれないが、ネットを利用すると、しない人より情報を得る機会は増えるようでいて、その一方、ネット上の俗説というか風潮に染まりやすくなって、かえって物事の見方が偏ったり狭まったりするのではないかと思うようになった。もちろん、仮にそんな風に感じることがあるなら、それはおまえがアホやから妙なことになっとんや、他の人はみなかしこいからちゃんと情強ちゃんになれとんじゃいこの腐れボケが、と、切り捨てられて終わりになるんだろうな、くらいのことは想像できるし、そしてその上で、切り捨てられたらそれでけっこう、あーさっぱりした！ ぐらいにしかもう思わない。インターネットで便利なのは、田舎に住んでいても海外の新聞記事が読めたりすることくらいかな。そして、それが読めたからってだからなんなんだ、となるしね。たぶん、ネットのおかげでほんとうにラクできるようになったのは、海外の学者と迅速にやりとりができるようになった、極一部の学者さんたちだけなんじゃないかな。
その他大勢にとっては、趣味が同じ人と交流できるとか、ほのぼの日常路線だけでのみ恩恵がある、そういうものなのかもしれませんね、インターネットは。
