volunteer

この名詞はもともとは義勇兵を意味していた筈で、イスラム国に参加しようとする若い衆が、質問されたときに「シリアへ volunteer として行く」というのは、そのまんまの意味でウソを言ってるわけでもなかろうともとれるのですが、今では volunteer というと、武装せず、報酬はなしで働いてくれる人を表すのが一般的になっているので、昨日聞いた英語のニュースでは、volunteer で行くと答えたが、さらにつっこんで調べると fighter になるつもりだったことがわかったので逮捕したという言い方がされていた。
ふうん、と思ったです。こういう語の使われ方はこれからもそのときに応じて変化するものですから、これでわかったというものではありませんが、 volunteer は fighter とは区別されているということですね。しかし、戦闘には参加したくないけれども、 volunteer としてイスラム国に参加したいという人が出てきてもおかしくはない。
イスラム国参加者=テロリスト志願者、というのが、一般的な見解になっているということなのでしょうか。

追記

CNNのあるニュースでは、volunteer をそのまま義勇兵の意味合いで使って、ISISに volunteer として加わろうとしたから捕まったと言ってた。たぶん、報じる際の説明の仕方によっても変わる、文脈によるという、いうまでもないことですけど、そういうことです。
それと、シリアにvolunteerとして行く、というのと、ISISにvolunteerとして行く、というので、意味合いが異なってくる。シリアだとISISには支配されていない地域もあって、先ごろISISに処刑されたイギリス人のタクシー運転手はボランティア活動としてシリアに支援物資運搬の仕事をしに行ってISISに捕まったそうですから。