アラビア語

中田考氏(以下、中田)9月上旬に「イスラム国」に招かれ、シリア国内の彼らが支配する地域へ行ってきた。「(編集部注:8月にシリアでイスラム国に拘束されたとみられる)湯川遥菜氏の裁判をしたい。公正に裁きたいと思うのだが、英語も通じず、話にならないので、通訳にきてくれ」という幹部の依頼を受けてのものだ。アラビア語と日本語の通訳ができ、かつイスラム学の知識がある人間として私に白羽の矢が立った。この時点でほとんど人は限られる。結局、折悪しく空爆が激しくなり、幹部たちが散り散りに身を隠してしまったため、湯川さんとは会えず、虚しく帰ってきた。

北大生支援の元教授・中田考氏が語る「イスラム国」 WEDGE Infinity(ウェッジ)

アラビア語ができるっていいですね。はるなさんとは会えなかったというのはがっかり。全体にいっていることは穏当でまともじゃないでしょうか。
イスラム国関連のニュースは、サリンテロが起きた後のオウム真理教報道みたいになってきていて、正直どこまで信用していいのかわからなくなってるので、こういう人から自分が見た現地の様子を聞けるのはいいことなのでは。