四国新聞のお楽しみ 『よろしく』嵐山光三郎 『さぬきの昆虫誌』

カラーがきれいになり、書評やコラムもおもしろくなって、毎日楽しんで読んでいる。嵐山光三郎の小説『よろしく』も、最初に目にとまったのは安西水丸の色つきイラストだったり。新聞小説はこれまで読んだことなかったんだけれど、はじめて毎日新聞で小説を読むようになってしまった。あの『失楽園』も新聞連載だったんですよね、たしか。
日曜日の『こども四国新聞』ページの『さぬきの昆虫誌』も楽しい。きれいな写真で虫が見られるし、ふりがなつきの文章は読みやすいですよ。虫に焦点をあてることで地域の環境変化があらわれてきたりもするのですね。私などは虫の写真見てぼーっと絵本的空想を広げるだけで幸せ気分になってしまったりできます。執筆は瀬戸内むしの会会長。(参考サイト:六本脚より瀬戸内むしの会
こども向けニュース解説のコーナーもGJなかんじ。

色つきと白黒について

安西水丸のイラストは、色がついていたので目を引いて、ついでに新聞小説なるものの存在に気がついたりもさせてくれたのだが、白黒だからこそ色彩を自分の好きなように感じて気持ちよくなる場合もある。以前行った寒川幹子の切り絵展で観たカエル遍路シリーズがそうだった。