ビラ配布弾圧事件

立川ビラ弾圧事件での自衛隊と警察の共謀については、しんぶん赤旗以外は反応が鈍いようですね。(参照
共産党はビラ配布で逮捕されたりしているので敏感なのは当然なのかもしれませんが、これは表現の自由の弾圧です。反戦デモに参加している市民を自衛隊が監視していたと知れば、共産党とは関係なくても、反戦をテーマにした市民運動やデモに参加したりしたら標的にされるかもしれない、と不安になります。
マスコミは一連の弾圧事件をもっと取り上げてもいいのではないかと思います。
言論・表現の自由守ろうと集会/弾圧事件 勝利へ決意 - 2005年11月15日(火)「しんぶん赤旗」
葛飾ビラ弾圧事件で、ビラ配布を見咎め110番通報したマンション住人が東京地裁に出廷して述べたことも、読んでみると「?」になります。

ドアポストにビラが入る音を聞いてから、一一〇番通報までは「五分ぐらい」だったとし、通報で「ガラ(身柄)は押さえた」「PC(パトカーのこと)を回してくれ」などといったのは「警察の人の話を聞いて知っていた」などとのべ、くわしくは証言しませんでした。

「現行犯逮捕」は不成立/葛飾ビラ弾圧事件 110番通報者証言で判明/東京地裁

警察の人と親しい方だったのでしょうか?

追記

ぐぐっていたら、こんな記事がありました。

ビラ配布をめぐる警察・検察の動きは、きわめて焦(きな)臭くなってきた。【「都議会報告」など戸別配布を住居侵入で現行犯逮捕】(Categories: News)の件は、どう考えても異常の一語に尽きる。その異常さも報道のタイミングで推測できる。重複になるがここでも説明すると、日本共産党は逮捕の翌日に機関紙で報道しなかった。それは当然のことである。まさか検察が起訴へと動きだすとは思いもしなかったからだ。これまで起訴される例などなかったからである。ところが警視庁亀有署(だと思う)が一方的に記者発表し、一斉に報道「させた」。これは日本共産党(以下、共産党と略称)に対する挑戦と言うべきだ。「共産党を弾圧するぞ」という強固な意思を表明したことになる。共産党は狼狽したに違いない。

虎視牛歩:検察・警察の暴走開始? ビラ配布の現行犯逮捕

葛飾ビラ弾圧事件は一審無罪。検察が控訴。
控訴そのものが無理/葛飾ビラ弾圧 検察側証人尋問でも/東京高裁 - 2007年9月12日(水)「しんぶん赤旗」
この、一審無罪、というのは大きく報道されたんでしょうか?
逮捕された後の報道がほとんどないという例は多いですけどね。